「 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」13話の感想をさっそくまとめました。ネタバレがあるのでご注意ください。
目次
13話の感想
前回の列車の上での戦闘シーンから始まります。
ヴァイオレットの腕は、敵の銃弾で弾けてもなお大佐を守ろうとします。
敵を上手く倒せたと思いきや、橋に爆弾が設置してあるというベタな展開。
片腕が無い状態のヴァイオレットがブレーキを止め、爆弾の撤去へ。
それを見たベネディクトがもう一つの爆弾を橋から落とすことに成功。
片腕しか無いヴァイオレットは、指も取れてしまい、腕が悲鳴を上げながらもギリギリのところで爆弾を外すことに成功します。
カトレアが条約の文書を作り、戦争は終わりました。
戦争は終わったはずですが、亡くなった家族は帰ってきません、、、
航空祭で、亡くなった方や伝えたい方へ手紙を書くようです。
ヴァイオレットも書いてみたら
カトレアの提案でヴァイオレットは初めての手紙を書くことになります。
しかし、少佐との思い出を思い返しても何を伝えたいのか、なかなか言葉にできません。
白紙のまま、仕方なくホッジンズへ
書けなかった
と報告
短くても、一行でも良いから
そんな中、ブーゲンビリアと名乗る客が来ます。
とっさに少佐と思ったヴァイオレットですが、兄の大佐であったことにがっかり、、、
大佐は自分の母とヴァイオレットを会わせます。
記憶が曖昧になっている少佐の母は
あなたのせいではないわ、あなたが背負わなくていいのよ
と優しく語ります。
こんな優しく語られたら、誰しも泣いてしまいますよ、、、
あの子は生きてる
心の中で
だから決して忘れない
思い出すたび辛くても、ずっと思って生きてくわだって今も
愛しているんだもの
これぞ母。
ヴァイオレットが帰る時大佐はヴァイオレット
あいつの分もお前は生きろ
生きて、生きて、生きて
そして死ね。
これが、俺からの最後の命令だ
といいますが、ヴァイオレットは
もう命令はいりません
と言います。
ギルベルト少佐が残したヴァイオレットは大切なものをもらっているんですね。
そしてヴァイオレットは書けなかった手紙を書きます。
航空祭当日。
ルクリアも駆けつけます。
同じ代筆の仕事を
アイリスは「大陸一のドールになっている自分に」手紙を書いたみたい、そしてエリカは最近好きになったベネディクトへ向けて、、、ベネディクトはホッジンズへ、ホッジンズは未来の娘へ
パパは君が生まれるのを待ってるよ
そして祈ってる
君がすくすく育つことを
幸せになることを
誰かを愛し、愛されることを
そして君が、君の子供たちの生きる未来が
争いのない、幸せな未来でありますように
ホッジンズも良い手紙を書きますね。相当悩んだことでしょう
親愛なる、ギルベルト少佐
お元気ですか、お変わりないですか、いまどこにいますか
困ったことはありませんか
春も、夏も、秋も、冬も、いくつも季節が過ぎましが、少佐のいらっしゃる季節だけが、巡ってきません。私、最初は分かりませんでした、
少佐のお気持ちが何一つ分かりませんでした。
でも少佐に頂いたこの新しい人生の中で、少しだけですが、感じることができるようになったのです。
代筆を通して、出会った方たちを通して、
私は信じています。
少佐が何処かで生きていらっしゃることを
だから私も、生きて、生きて、生きて、
その先に、何があるか分からなくても、ただ生きて
そして、また会えたらこう伝えたいのです。
私は今、愛してるを
少しは分かるのです。
1話のヴァイオレットからは想像ができないほどの感情ですよね。
そして、日常に戻り、ヴァイオレットに代筆依頼が飛び込みます。
その代筆の依頼主は、、、、
誰か気になりますね!
13話ギャラリー
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スタッフコメント
絵コンテ・演出 石立太一
13話コンテ・演出担当しました。石立です。
ヴァイオレットの瞳に映るその世界は、初めから輝いていて、その事にヴァイオレット自身が気づけたのでは無いかと思います。
感じ、知り、思い、人の世界は広がっていき、良い事ばかりではないですが、それでも美しいこの世界を、美しいと思える様になったヴァイオレットを通して、自分のことの様に嬉しく思える。
そんな作品になっていたらいいなと思います。本当に、ここまでお付き合い頂きまして、
本当に、ありがとうございます。
ヴァイオレット役 石川由依
無垢さとはなんだろう、感情がわからないとはどういうことだろう…
出演が決まってからこの1年、常にヴァイオレットのことを考えていました。
あまりに人間離れしていたヴァイオレット。でも不思議と、マイク前に立つと迷いなく演じられ、彼女と一緒に自分も成長していくような感覚がありました。物語と絵に心を鷲掴みにされ、これ程までに「この役は絶対私が演じる!」と強く願ったのは、初めてでした。
そんな彼女を演じられて、とても幸せです。最後までヴァイオレットの成長を見守って下さり、本当にありがとうございました。
また、ヴァイオレットとして皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
お客様がお望みならどこでも駆けつけます!
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」概要
ストーリー
想いを綴る、愛を知るために。
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
ーー戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
ーー都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
ーー飾らないありのままの恋心をつづった手紙
ーー去りゆく者から残される者へ最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
キャスト
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
カトレア・ボードレール:遠藤 綾
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松 遥
スタッフ
原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
シリーズ演出:藤田春香
世界観設定:鈴木貴昭
美術監督:渡邊美希子
色彩設計:米田侑加
撮影監督:船本孝平
3D監督:山本 倫
小物設定:高橋博行・太田 稔
編集:重村建吾
音響監督:鶴岡陽太
音楽プロデューサー:斎藤 滋
音楽:Evan Call
音楽制作:ランティス
OP主題歌:TRUE [ Sincerely ]
ED主題歌:茅原実里 [ みちしるべ ]
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会