「 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」5話の感想をさっそくまとめました。ネタバレがあるのでご注意ください。
目次
5話の感想
ホッジンズと、ホッジンズが軍にいた頃の上官との会話からスタート
どうやら、敵対していたドロッセルとフリューゲルを公開恋文によって「戦争が完全に終了したこと」を知らせることが目的のようです。
その重要な役割にヴァイオレットが選ばれました。
シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセルと名乗った少女が姫様といいますが、

©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
かわいい少女ですね。
シャルロッテとの会話でヴァイオレットの歳が14歳ぐらいだと判明、、、

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この姿で14歳って若すぎませんかね。
少女に「年上の男性って何歳までありだと思う?」という問に対し、文献から分析したことを元に答えます。ヴァイオレットは相変わらずですね。
情報を元に話すヴァイオレットにシャルロッテが
「今後のお前の方が心配よ!」

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と言われてしまう始末
そしてヴァイオレットが書いた恋文は

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ダミアン・バルドゥール・フリューゲル様
私がそのお名前を言葉にするだけでも、こうして文字として表すだけでも、心が震えると言ったらあなたはどう思うのでしょうか。
私は、この花の都からあらゆることがらにあなたに結びつけて、ため息を漏らす毎日なのです。
例えば、それは夜空に浮かぶ月を見上げた時。
私は、欠けた月をひらりと舞い落ちる花弁のようだと思います。
そして次にこう考えるのです、あなたは同じものを見て、なにを思うのかしらと。
どれだけの仕事をこなしたのか、驚きを隠せませんね。
返事の手紙を受け取り、シャルロッテは泣いてしまいますが、どうやら思い通りの返事ではなかったよう。

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シャルロッテの付き人のアルベルタという女性が、シャルロッテが生まれた時からずっと育ててきたようです。
まだ14歳の少女に親のように育ててくれた人から離れろというのは苦しい選択ですね。
何度かヴァイオレットが代筆をしたところで、シャルロッテは手紙を「好きなことを書いておいて」と言います。

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おいおい、そんなこと言ったら本当にヴァイオレットはズバッと書いてしまいそうですが、、
貴族は10歳になるともう結婚ができる歳になるようで、シャルロッテが10歳の時に開かれたパーティーはお見合いみたいな悲惨なものだった。

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それに我慢できずに逃げてきたシャルロッテは中庭で泣きます。

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そんな彼女をフリューゲル王子が見つけ話しかけます。
戦争が終わるとすぐに縁談が持ち込まれ、シャルロッテは相手国繋がることの利益を探し、根回しし、努力していて頑張ったんだなと思うと、健気で可愛い少女ですね。
「良きドールとは言葉の中から、伝えたい本当のものをすくい上げるもの」
と3話の養成学校で教わったことを思い出し、シャルロッテ姫にご自身で手紙を書くように相手方のドールと話を付けてきます。

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そして、手書きで本人同士の恋文がはじまります。ヴァイオレットがちゃんと助言をしているのがいいですね。仕事としてではなく、シャルロッテ姫の恋を叶えるために動いているように見えます。
本当の気持ちがぶつかり合う恋文は、一つ一つが見る人全てを共感させ、ニヤついてしまいます。

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それにしても全部公開なんですね。これも伝統なものなんでしょうかね。
そして、月夜に呼び出されたシャルロッテ姫はフリューゲルからのプロポーズを受けます。

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月夜にバラ一本を持ってプロポーズなんて、ロマンチックですね。
そしてめでたく結婚するわけですが、姫様の婚礼衣装が美しすぎる、、

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「幸せにおなりなさい」という付き人のアルベルタの言葉には、心を動かされるものがありますね。

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そしてヴァイオレットは出国しますが、相手方のドールが分かります。

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やっぱりカトレアでしたね。
恋文の仕事といったらカトレアは外せないと思っていましたが、ヴァイオレットよく文章からカトレアを言い当てましたね。
そしてヴァイオレットはこの笑顔。

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ちょと、不格好な笑顔ですが、徐々に変わりつつありますね。
そしてライデンに戻ってきた港で、リードフリート大佐が登場。

©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
なにをしにきたのか、分かりませんがあまりいい雰囲気は感じませんね。

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5話ギャラリー
WEBエンドカード
スタッフコメント
絵コンテ 山田尚子
5話のコンテを担当しました山田です。
名前を呼ぶことを大切にしました。
宮廷女官のアルベルタがシャルロッテに話しかけるとき、その時々の想いに寄り添った呼びかけであるよう、少しずつ積み上げていきたいとおもい大切に大切にコンテを切りました。
姫。姫さま。シャルロッテ姫。シャルロッテ。
そのひとつひとつがアルベルタのかけがえのない愛の形としてシャルロッテに届きますよう。
そして、ヴァイオレットの愛の気づきにつながるひとつのかけらになりますよう。
想うことのかけがえのないあたたかさを教えていただけたお話しでした。
シャルロッテ役 中島愛
「あなたの涙を、止めて差し上げたい」そう伝えてくれたヴァイオレットの声と眼差しが、
とても美しく印象的な回でした。
私が演じさせていただいたシャルロッテは、姫という立場と乙女心のあいだに揺れながらも、思いのままに(時には激しく)感情を表す子です。
そんな彼女と出会い共に過ごした時間が、ヴァイオレットにとっても心に残るものだったならいいな…と願ってやみません。
こんなにも素晴らしい作品に携わることができて本当に幸せです!
ありがとうございました。
アルベルタ役 小山茉美
愛しくて、可愛くて、心もとないシャルロッテ。
幸せを願いながらも一抹の寂しさを胸に彼女を送り出すアルベルタ。
そんな心がほわ~っと暖かくなるものを感じて頂けたら嬉しいです。
もし私に娘がいたらきっと同じ想いで見送るんでしょうね。
スタジオの中にもとっても柔らかな空気(愛)が溢れていましたよ。。
それにしても”手紙“って素敵。
会話では伝えきれない心のキャッチボールが出来るもの。
すごい力を持ってますよね。しばらく書いてないな~。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」概要
ストーリー
想いを綴る、愛を知るために。
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
ーー戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
ーー都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
ーー飾らないありのままの恋心をつづった手紙
ーー去りゆく者から残される者へ最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
キャスト
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
カトレア・ボードレール:遠藤 綾
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松 遥
スタッフ
原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
シリーズ演出:藤田春香
世界観設定:鈴木貴昭
美術監督:渡邊美希子
色彩設計:米田侑加
撮影監督:船本孝平
3D監督:山本 倫
小物設定:高橋博行・太田 稔
編集:重村建吾
音響監督:鶴岡陽太
音楽プロデューサー:斎藤 滋
音楽:Evan Call
音楽制作:ランティス
OP主題歌:TRUE [ Sincerely ]
ED主題歌:茅原実里 [ みちしるべ ]
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会