京都アニメーション最大の魅力を語る。京アニならではのキャラクターの「感情表現の豊かさ」

京都アニメーションの作るアニメ作品には非常に多くの魅力があります。キャラクターの作画の美しさや可愛さ、息を飲むような背景の美しさなど、語りきれないほど多くの魅力がありますが、今回注目するのは、作画と演出面でのキャラクターの感情表現の豊かさを紹介します!

 

『けいおん!!』24話の「天使にふれたよ!」の演奏シーンに見る、「中野梓」の感情表現

(C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部

非常に筆者の印象に残っている『けいおん!!』の「天使にふれたよ!」の演奏シーン。24話を見ながら、「あずにゃん」と一緒に涙を流したという方も多いのではないでしょうか。

もちろん楽曲が素晴らしかったのは言うまでもないのですが、ここでは演奏中に「あずにゃん」のセリフはなく、表情や足元、みんなお揃いのキーホルダーなどが描写されるシーンで「あずにゃん」の感情が表現されていました。

特に着目したいのは、演奏中に「あずにゃん」が落ち着かなく足をもじもじさせているシーン。ここでは「あずにゃん」の「唯」達先輩がこれで卒業してしまったら寂しいという心情に合わせて、自分のために曲を作ってくれた嬉しさなど、様々な感情が入り混じっている様子が表現されているのではないかと思います。キャラクターの表情やセリフだけでなく、こういった足元の動作などでキャラクターの心情を描写する、非常に難易度の高い心情描写はまさに京アニのお家芸とも言えますよね。

 

直接的ではないがゆえに、よりキャラクターの心情が伝わってきて、見ている視聴者側にもキャラクターと同じ気持ちを作品を通して味わうことが出来るとも言えます。

 

『けいおん!!』だけではない!他の京アニ作品の優れた心情描写。

もちろんこういった細やかな心情描写は『けいおん!!』だけではありません!

よりダイレクトな心情描写もあり、『響け!ユーフォニアム』での、「黄前久美子」が涙を流しながら「上手くなりたい」と心の中で叫びながら走るシーン。

(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

ただ涙を流すだけでなく、疾走感のある映像表現を組みあせて、よりキャラクターの心情描写を生々しく描いているところが非常に魅力的でした。このシーンは久美子を演じている、黒沢ともよさんの演技も非常に素晴らしかったですよね。「響け!ユーフォニアム」の名シーンの一つとも言えます。

 

『CLANNAD AFTER STORY』でも非常に優れた心情描写がたくさんありました。そのシーンを挙げるとキリがなくなるので、一つだけ紹介すると、18話での「岡崎朋也」「岡崎汐」が本当の家族になった、汐が朋也の胸で大粒の涙を流すシーン。シンプルな泣きの描写ではあるのですが、これまで大きな感情表現をしなかった汐が大粒の涙を流し、夕暮れの背景の美しさや、これまでの朋也と汐の離れていた距離感が是妙に相まって素晴らしいシーンが演出されていました。

これらのシーンは正直、製作したのが京アニでなかったら、ここまでの名シーンにはなっていなかったのかもしれません。

 

他にもまだまだ細やかな心情描写をしているシーンはたくさん。あなたの目で確かめてみよう

ここまでご紹介させて頂いたのは極一部をピックアップしてご紹介させて頂いたに過ぎません。もう一度、京アニ作品を見返して、京アニのお家芸とも言える細やかな心情描写をしているシーンをチェックしてみましょう!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Translate »